わたしのはなし

よろしくお願いします。

エベレストで死ぬ

おす~。どうも。

さめです。

 

こんばんは。

この前よく知らないおじさんとフレンチに行ったので、その時の話します。

 

よく知らないおじさん

さめは北海道にいた頃、風俗嬢だった時期があるのですが、同じ頃にいくつかボランティア団体に所属していて、(オレは普段エッチなサービスを提供してお金を稼いでいるのに、なぜ非営利で慈善活動を?)と思いながら活動していました。

その中で毒霧番長が運営していた団体にいつの間にかいたのが"よく知らないおじさん"です。

ほんとによく知らない。誰?

年齢も職業も不明。昔起業して失敗したことと、たまに働いたりたまに無職になったりしてるってことしか知らない。

北海道のボランティア団体で知り合ったのに、気づいたら東京に住んでた知らないおじさん。

今でも度々無職になったりしているらしいのに、「銀座の寿司行くぞ」とか「裁判の傍聴行くぞ」とか「蕎麦屋に日本酒飲みに行くぞ」とか貴族の遊びに誘ってくる知らないおじさん。

なんなの?何してる人なの?

んで、今回は「中野のフレンチ行くぞ」でした。

 

 

突然のフレンチ

東中野駅で待ち合わせしたので総武線に乗ったんだけど、たまたま私が乗った車両に白黒のボーダーTシャツ・黒のハーフパンツ・ゴツめの黒いリュック の男性が4人いたので、かなり気まずかった。

本人たちも周りの人もみんなひょうひょうとした顔で過ごしていたけど、もし私が同じような状況になったら「アイデンティティーーーーー!!」と叫びながら乗ってる車両の窓ガラスを突き破って外へ飛び出してしまうかもしれないなと思いました。

 

5分ほど遅刻してしまったものの、無事に待ち合わせに成功し、駅から5分くらい歩いて外壁が真っ青なレストランに到着。

 

こんな感じのやつを食べました。

・謎のうまいムース?の上にカラメルがかかっているあたたかい前菜(おいしかった)

f:id:sa_me:20170612140930j:plain

 

・細かい小麦粉の粒?とニョッキの上にエビとかホタテが乗っているやつ(おいしかった)

f:id:sa_me:20170612141009j:plain

 

・肉(めちゃくちゃおいしかった)

f:id:sa_me:20170612140912j:plain

 

店員さんが一生懸命料理の説明をしてくださったんですけど、しっかり聞いてたのにどれもよくわからなかった。でもおいしかったです。

他にもなんか色々出てきたんですが、写真が下手くそ過ぎてあまり気乗りしなかったので、結局3枚だけ撮影しました。メシの写真を上手いこと撮れる女になりてえ。

 

普段良いレストランで食事する機会が全然ないので、どう振る舞えばいいのかわからなくて、(合ってる??これで合ってるの!?どのフォークを使うの!?スプーン一本余ったけどいいの!?なに!?)となってしまった。

こんなに土間土間やかぶら屋やサイゼリヤを愛している女なのに、どうしてフレンチに誘われたんだろう…バイト先でのアダ名が「ハイジ」の女、絶対いいレストラン向いてないでしょ…と変な汗をかきながらなんとか食事を済ませました。

 

 

エベレストで死ぬ

 f:id:sa_me:20170616194424j:plain

その日のコースがデザートまで全部出て、コーヒーを飲んでるときに、よく知らないおじさんが突然真剣な顔で私に話しかけてきました。

 

よく知らないおじさん「おれさ、エベレストで死のうと思うんだよね」

さめ「なぜ」

 

よく知らないおじさん「エベレストって寒いのと酸素薄いのが相まって、死体がキレイに残るらしいのよ」

さめ「ふむ」

 

よく知らないおじさん「しかも、その死体を下ろすのにコストがかかりすぎるから、そのまま放置されるわけ」

さめ「わお」

 

よく知らないおじさん「それが登山家たちの道案内の目印になるわけ。ジャンパーの色とかで「グリーンマン」みたいな適当なアダ名付けられてさ。すごいだろ?飛び降りとかと違って死んだ後もしばらく誰かの役に立つわけよ。どう?」

さめ「(どう…!?)あー、いいんじゃないですか。でもエベレストって登るのに結構お金かかるんじゃなかったっけ?」

 

よく知らないおじさん「そうなんだよな~!だから今月からしっかり目に働きはじめたんだよ~」

さめ「エベレストで死ぬために!?」

よく知らないおじさん「そう」

さめ「そうか…」

 

あまりにも突飛なことを言うので、上手く反応できなかったけど、おじさんに対して「死ぬために働くのか?」って聞いたときに、(これはちょっと哲学的な話かもしれないな…)って思ってうれしくなってしまった。

 

何にしろ明日も明後日も生きるために何か理由が必要なら、そのために全力で死に向かうのってむしろ健康なことなのではないだろうか。

最初に聞いたときは(エベレストで死ぬ?そのために働く??どうかしてるぜ…)と思ってちょっとびっくりしてしまったんですけど、家に帰ってじっくり考えたら、働く目的や人生で目指すゴールが"死"でも何らおかしなことではないような気がしたんです。

大きな目標にするかどうかは別として、本当の意味で死ぬ以外のゴールなんて無いのかもしれないですよね。結婚してマイホーム買ってもその後どんどん人生続くわけだし。

 

 

全然関係ないんですけど、よく知らないおじさんは最近香川出身で京大卒の青年と仲良しらしくて、この前、「香川出身の友人と七色のうどんを作ってみました!🌈」っつって毒々しい色したうどんの画像を送って来たんです。

f:id:sa_me:20170616205210j:plain

f:id:sa_me:20170616205214j:plain

 

 

なんかね、(はあ~~~こういう人が長生きするんだろうな~~)って、思いました。

 

自殺のはなしとかさあ!!!!するしさあ!!!「あんまり生きる気力が無いから、もうあとは死ぬまでどうやって暇つぶしするか考えないとな」とか言うからさ!!!!!!(大丈夫かな…私になんて何もできないけど…せめて話ならいつでも聞くよ…)とか真剣に考えてしまった自分が憎い!!!!!

 

一生様々な色のうどんでもこねてろ。

 

よく知らないおじさんがエベレストで死んだ暁には「レインボーうどんマン」と呼ぶことにします。

 

 

おわり