わたしのはなし

よろしくお願いします。

メイドカフェ行きました

おすおす。

さめです。どうも。

 

この前人生で初めて本格的なメイドカフェに行きました。

 

北海道にいたころに"メタルバンドやってるかわいい女がメイドの服着て永遠と濃い酒を出してくれるメイドカフェ"には通ってたことあるんですけど、本格的なメイドカフェに行くのは初めてでした。

 

今回行ったのは@(アット)ホームカフェ秋葉原ドン・キホーテ店。

一緒に行ったのは取引先のワタべ(仮名)さん。

ワタべさんスペック

・37歳
・独身彼女なし
・実家暮らし
・趣味:ワインとスニーカー集め
・見た目:細身の色素薄い系
・性格:気が弱くてノリがいい 


メイドカフェ行くことになったきっかけ

さめの会社は秋葉原にあって、その日は弊社の近くでワタベさんと打ち合わせ。

帰りに秋葉原のメイン通りをワタベさんと一緒に歩いてたんですけど、その辺にはいつも客引きのメイドさんがうじゃうじゃいるんですよね。

5~10mに一人の感覚でかわいい女が立ってることにテンションが上がるオレ。

もう何度も見てるはずの光景なのに、色とりどりの衣装を着たかわいい女たちがニコニコしているのを見るとどうしても(ヒューヒュー!ここはほんとにいい街だねえ。あたしゃこの街が大好きだよう。)と ちびまる子になってしまう。

ワタベさんが「いや~すごい街っすね~オレもメイドカフェ行ってみたいな~」って言うので、すぐさま「お。最高だ。行きましょう。」ってことになりました。

その日はそのあと予定があったので適当に別日でスケジュール決めて解散。

 

メイドカフェレポ

ついに待ちに待った当日。

事前にワタベさんとやり取りしているときに「オレ札束握りしめて行くので、さめさん好きなだけ豪遊していいですよ~」と男気(?)を見せてきたので、ほんとにお言葉に甘えて豪遊してやろうと意気込んでいました。

 

秋葉原駅で待ち合わせして、客引きのメイドさんがたくさんいる通りを2周くらいしながら「どのお店にします~~?」「あ!あの子かわいい。」「うわ、今こっち見てくれた。お~~かわいい。」みたいなやり取りしました。

 

ウロウロしている間にワタベさんが「オレ、メイドカフェのこと勉強してきたので聞いてもらっていいですか?」って言うから勉強の成果を聞かせてもらいました。

メイドカフェのルール

その1、メイドさんの写真を撮ってはいけません。

その2、メイドさんの個人情報を聞いてはいけません。(本名はもちろん出身地とかも…!)

その3、メイドさんに連絡先を渡してはいけません。

その4、メイドさんに触れてはいけません。

以上です。」

多い。ルール多い。元風俗嬢としてはそんなにガチガチのルールで大盛況なのが不思議です。

そういうことではないんだろうけど、メイド風俗行けばよくない?触り放題だよ。と思ってしまうな。

 

それはそうと、秋葉原ではメイドカフェが飽和状態で、今や"◯◯カフェ"だったら何でもありになってるみたいなんです。

アイドルメイドカフェ(アイドルのメイド(?)と戯れることが出来る)

ネコカフェ(猫と猫の格好した女と戯れることが出来る)

戦国カフェ(フリフリした着物みたいなのを着てる女と戯れることが…略)

コスプレカフェ(アニメキャラにコスプレした女と…略)

男装カフェ(男装した…)

と、まあ色々あってどれがいいのかわからない…

ってことで結局メイドカフェ二大勢力の「@(アット)ホームカフェ」にしました。

(ちなみに、もう一個有名なのは「めいどりーみん」

 

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店の前に着き、キョロキョロしてたんですけど、その時点でお店からあまい匂い。 

かなりメルヘンな香り。嗅覚から攻めてくるじゃん。

そういうところなの?五感を活かして楽しむところなの?と戸惑っている私達を見かねて案内人(?)のお兄さんが「おかえりなさいませ~只今ご案内いたしますので、こちらでお待ち下さい」と声をかけてくれました。

 

「こちら注意事項など書かれていますので、ご覧になってくださいね~」とメニュー表みたいなのを渡されました。(ほんとに細かいルールが色々書かれてました。)

 ちょっと待ってたら案内役のメイドさんがきて「おかえりなさいなさいませ。ご主人様、お嬢様!ご案内いたします!」と元気よく登場。

廊下を歩いていく中で鈴みたいなのを鳴らされてさらにもう1度「おかえりなさいませ!」他のメイドさんたちも声を合わせて「「おかえりなさいませ!」」

感動ですよね。

テレビとかでよく見るアレじゃん。メインイベントじゃん。

「ほんとに言ってもらえるんだ…」と"生おかえりなさいませ"を噛み締めながら案内された席に座りました。

案内してくれた新人さんの舌っ足らずな説明をニコニコ聞くさめ。

入店した瞬間から顔が引きつっているワタベさん。なんで来た。

 

システムとしては、普通にドリンク・食事・ゲーム・チェキなどを単品を注文するパターンとそれらのセットを注文するパターンがあるそう。

しかも@ホームカフェではメニューの表記が以下のようになっているのです。衝撃。

ジュース→じゅーちゅ

ホットの飲み物→あちゅあちゅのお飲み物

アイスのドリンク→あいちゅのお飲み物

オムライス→おむらいちゅ

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 普段だったら「ああん!?まっくろしゅわしゅわ(コーラ)だあ!?ええかげんにせんかい!!!!」となるところですが、ここは天下のメイドカフェ

ワタベさんは戸惑っていましたがさめはもう開き直りきっていたので(わあ~かわいい~)みたいなテンションで楽しくメニューを見たり説明を聞いたりしてました。

 

結局、2人ともドリンクとチェキがセットになっているメニューを注文。

 

ドリンクは単品メニューの中からなんでも選べるとのことで、せっかくだしメイドさんが作ってくれるスペシャルカクテルを。

色とアルコールの強さが選べるというので、ワタベさんは「ピンクのアルコールの強さ普通」さめは「赤のアルコール強め」を注文。

 

メイドさんたちが思い思いのポーズで写っているアルバムを見ながら一緒にチェキを撮るメイドさんを選んでいると、シェイカーとグラスを持ってメイドさんが現れました。

メイドさん「今から魔法をかけるのでご主人様も協力してください~♡」

さめ「は~~い♡」

ワタベさん「…」

メイドさん「今から私が言う魔法の呪文を繰り返してくださいね♡ポーズは萌え萌えポーズ(※)で応援してください♡いきま~す♡」

※萌え萌えポーズ

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さめ「はあ~い♡」

ワタベさん「…」

 

メイドさん「フリフリ♡」

さめ「フリフリ♡」

 

メイドさん「シャカシャカ♡」

さめ「シャカシャカ♡」

 

メイドさん「萌え萌え♡」

さめ「萌え萌え♡」

 

 メイドさん「キュンキュン♡」

さめ「キュンキュン♡」

 

メイドさん「にゃんにゃん♡」

さめ「にゃんにゃん…(長いな…)」

 

メイドさん「わんわん♡」

さめ「えっ…わんわん…!」

 

メイドさん「ピヨピヨ♡」

さめ「ピヨピヨ…!?!?」

 

メイドさん「美味しくなあ~れ♡」

さめ「美味しくなあ~れ…!!(にゃんにゃん以降のやつ厳しかったな…)」

 

メイドさん「わあ~~~(パチパチパチ)」

さめ「わあ~~~~(色んな意味で~~~~)」

 

ということでこれが出てきました。

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ここまで長い道のりだった…

ナメてた…魔法って、なんかもっとぱっとかけられるもんだと思っていました。

呪文を唱えている途中からどんどん恥ずかしい気持ちになってきてしまい、魔法を応援する者としての未熟さを感じました。

魔法をかけてる間、ワタベさんは横で思いっきり引いてたので、いないものとして完全に無視するしかなかったです。なんで来たの?

 

はあ~消耗してしまったな、と思いながらぼんやり魔法のカクテルにちょっと口をつけたら、ガッツリ目がさめました。

 

甘い!!!!!!!

 

歯が溶けるかと思いました。あのー、アレです。かき氷のシロップ。原液で飲んでる感じです。

一応念のためもう一口…

 

「ガッッ…ハッッ…!!!」

 

バトル系の漫画で会心の一撃を受けたみたいな声が出ました。

 

店内にはメイドさんが6~7人位いて、お客さんとゲームしたりお話したりしてるんですけど、ワタベさんと2人で「コレは…飲み物としてどうなんですか…?」「オレ、これ以上飲めないっす…」と魔法のカクテルに打ちのめされてたら一人のメイドさんが話しかけてくれました。

「うちのドリンク、初めて飲んだ時私もびっくりしました~~(笑)これ、バグだと思うじゃないですか?デフォです。他の飲み物もぜ~んぶこの甘さです。うふふふふ♪」

とのこと。

これデフォなんだ…二杯飲んだら間違いなくその場で糖尿病になります。

 

お客さんの内訳は常連(っぽい人)が7割。観光客2割、その他1割って感じでした。

こういうところに通うのって、もっさりしたオタクの人ばっかりなのだろうな〜と思ってたのですが、意外と爽やかでオシャレなかっこいい人も多かったです。

なんていうか、最近"非モテオタク界"にもオシャレでかっこいい人増えてきてますよね。「neoオタク」みたいな人。

まあでもさめの隣に座ってた人はガッツリ古典的なオタクタイプののでした。

髭面のもっさりした男性が一人でずっと突っ伏して謎の絵を書いてたので、(お前もなんで来たんだよ)と思いました。

 

 メイドカフェ特有の雰囲気に慣れてきたころにちょっと冷静になってふと察知してしまったんですけど、メイドカフェに男女で入るのってアレですね。ダメですね。

「悪いことは言わねえ、ここはアンタらみたいな奴らがくるところじゃねえんだ。サッサと失せな!」みたいなオーラを感じる。常連さんたちから。

(あ~~~~~~~確かに~~よく考えたらここで男女がキャッキャするのは場違いですよね~~~)と思った頃にはもう「チェキでお待ちのワタベ様~♡」とワタベさんがチェキに呼ばれてました。

 

チェキの説明を簡単にします。

お店の真ん中がステージみたいになってて、そこに順番に呼ばれて事前に指名しておいたたメイドさんと写真が撮れます。

ポーズは自由で、こちらが指定することも出来ます。

ゲーム(ワニワニぱっくんなど)とチェキがメイドさんたちと戯れる事ができる主なチャンスとなっているので、人気コンテンツです。

 

ワタベさんは一緒にチェキを撮るメイドさんを選ぶときに「オレ、もう全員同じ顔に見えるので、誰でもいいです…」とか言ってたくせにステージに上るとニッコニコでした。

その上、メイドさんに「よかったら、ごちゅ人様もどうぞ~♡」って勧められてうさぎの耳をつけてました。

いやいや、さっきまで苦笑いしてたのにうさ耳はつけるのかよ。

かなり面白い光景だったんですけど、空気的に大爆笑していい感じではなかったので、しかたなく魔法のカクテルに口をつけて「ウグッ…」となることでなんとか指差して笑いそうになるのをこらえました。

 

ワタベさん

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そんでさめのチェキの番。断トツに顔がタイプだったメイドさんとチェキを撮れて満足でした。ゆるめるモのあのちゃんに似てた。

チェキのポーズをメイドさんと一緒にハートを作るポーズにしたのですが、指先が触れてしまいそうだったので「あれ、コレって指先でも触れたらダメなんですよね?」と尋ねたところ「そうなんですぅ~♡触れたら溶けちゃう♡」ってあんまりかわいく言うので、なぜかつられてさめまで「うわ~♡不思議~~~♡」ってなりました。

おんなじ感じで喋ってるのにオカマ感が出てしまうのはなぜでしょうね…

 

満面の笑み

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あの空間はあれですね。入りこんだもんがち。

テーマパークとして行くなら完全にアリです。

女を売りにしてるお店だけど、キャバクラと違って店内がかなり明るくて開けているので、通うとなると常連さん同士の目に見えないバトルみたいなやつがかなり露骨です。

何にせよ楽しかったです。次回は女の子と行きたい。

 

焼き鳥屋

メイドカフェを出たあと、「楽しかったね~」つって適当にいい感じの焼き鳥屋に入りました。

もう、ビールがうーーーーーんまい!飲み物って甘くないだけでこんなに美味しかったっけ?ってくらい美味い。

「ワタベさんが結婚どころか彼女もできないのはなんでだろうね~」の話しました。

その場では「なんでですかね~出会いないなら婚活パーティーとかどうですか?」みたいなこと言ったけど、よく考えたら実家ぐらしのひょろいアラフォーやばいな…

最近まで婚活してたので、そのスペックがどれだけ人気ないかよく分かる。

 ワタベさんは最近事情があって実家に戻ったのですが、それは仕方ないとして、めっちゃ金かかる趣味があるってのもあんまりモテない気がする。アホほど稼いでるなら別ですけど。

(ワタベさんはワインとスニーカーを集めるのが趣味です)

 

そろそろお開きにしましょうかって頃に、ワタベさんが「全く出会いが無いってわけでも無いんですよ。友達の紹介とか。でも、オレももういい歳なんでね~最近アレなんですよね~、恋に臆病っていうか…」と語りだしたので、「"恋に臆病"ってほんとに口に出す人いるの!?歌詞じゃん!」って指差して笑いそうになったんですけど(今日2回目)、絶妙に笑っていいのかわからない雰囲気だったので、「ハハハ…わかります~」って耐えた。いや、ちょっと笑っちゃってるか。

 

何故か最終的に私がワタベさんに未婚女性を紹介する感じの流れになって、「どんな人がいいんですか?」って聞いたら「オレ、ほんとに誰でもいいんで。好みとか無いんで。よろしくお願いします。」って言うので、「わかりました~じゃあ誰か今度紹介しますね~」って言ってお店を出ました。

 

帰り際、

ワタベさん「さめさん、ほんとにいい人紹介してくれるんですか~?」

さめ「バイト先にいい人いるので、許可とれたら今度紹介します。好みとか無いんですよね?」

ワタベさん「ありがとうございます。好みないっす!」

さめ「そのお姉さん優しいしかわいいし、いい人なんですよ~。猫が大好きなお姉さんなので、連絡先交換したら猫の話すればきっと喜んでくれますよ。」


ワタベさん「あ、おれ猫キライっす!!!猫大好きな人はちょっとすいません…!」

 

 

 

 

一生独身だバーーカ。

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

去年のバレンタインのはなし

おすおす。

さめです。どうも。

 

去年のバレンタインのはなし を聞いてほしい。

 

去年のバレンタイン、急遽幸せになることにしたので、そのへんの酒場で知り合った顔のかっこいい男性を誘ってバレンタインにデートすることにした。

 

当日のために手作りのチョコケーキを用意。

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バレンタイン当日 

その日のメインイベントは手作りのチョコケーキを渡す→イケメンと結ばれる。の予定だったんだけど、はりきってデコレーションをして凝ったラッピングをまとった私の手作りケーキは、つまらない2時間の飲酒を経て最終的に居酒屋のテーブルの下に置き忘れられた。

 

デートの帰りに駅まで送ってもらって、「あ、さっきのお店にもらったチョコ忘れてきちゃった!」と聞いても「あ、そうなんだ。じゃあ、私はもう帰るので…」と微動だにせず電車に乗った。

 

チョコのこととかどうでも良くなるくらい疲れていた。

 

デート中にした話題の内訳、2割は知らないジャンルの音楽のはなしで、残りの8割はトレンディエンジェルの斎藤さんのギャグにからめたトークだった。

 

「佐藤(仮名)さんだぞっ!!」と、デートの相手が会話の節々に挟んでくる。

ダイニングバーの狭めの半個室につまらないイケメンと私の2人っきり。2人で会うのは初めてだし、自分から誘った手前笑うしかなかった。

途中から覚悟を決めて"接客モード"のスイッチを全力で押した。

 

イケメン「その時もさ~言ってやったんだよね。佐藤さんだぞっ!!(キリッ)って!」

 

私「ワハハハハハ!!!ほんとにおもしろい~~苦しいからもうやめてくださいよ~~!あ、すいません、ハイボール下さい。濃い目で。」

 

イケメン「~でね、まあ、そのときは〇〇だったんだけどね~。なんたって佐藤さんだぞっ!!(キリッ)」

 

私「ワハハハハハ!!!あ!すいませ~ん!ハイボール下さい!!濃い目で…!」

 

 途中から「ワハハハ」「すいません」「ハイボールください。濃いめで」しか喋ってない。

 あまりの面白くなさに、人生で初めてデートの途中で心臓の痛みを感じた。

 

 

 

デートを決行するに至った経緯

なんで顔がかっこいいお兄さんと突然幸せになろうとしたのかについて懺悔させて欲しい。

昔しばらく好意を寄せていた人が私の友人(Aちゃん)とお付き合いすることになったので、私もちょっくら幸せそうになろうかな~という魂胆だった。

色んな感情を強行突破しようとした結果、最近知り合った男をデートに誘っていた。

 

デート当日、お酒が進むに連れてなぜだかどんどん冷静になり、(私が今やっていることはめちゃくちゃくだらないことだ。お兄さんの時間も無駄だ。他人を巻き込んで何してるんだろ…)と思った。

もうそうなると一刻も早く帰りたかったし、お兄さんがチョコケーキをダイニングバーに置き忘れたことなんかどうでもよかった。

自己嫌悪でそれどころではなかった。

限りある人生のうちの貴重な2時間をよくわからない女の"感情の強行突破"に使わせてしまい、お兄さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだったので、せめて楽しい会だったね~みたいな形で終わろうと必死になってしまった。

 

 

Aちゃんの話

友人Aちゃんの話をします。

Aちゃんは大学に入学して一番最初に友達になった女の子。

かわいくて、努力家で、したたかで、オシャレで、育ちも良くて、それでいて嫌味がない子。

知り合ってすぐに意気投合したので、(大学でもこんなにあっさり気の合う友人が出来るのか)と感動した。

大学に通う4年間はほとんど一緒に過ごしたと思う。(私は留年しているのでAちゃんより半年多めに通っているけど)

そんで、私たちは授業やゼミ、サークルなどのあらゆるコミュニティで事あるごとに同期や先輩たちに比べられまくった。

見た目、性格、ノリの良さ、楽器のうまさ、成績、家庭環境

そもそも私はAちゃんと知り合う前から出来損ないの自分や家庭環境に壮絶なコンプレックスを感じていたので、非の打ち所がないAちゃんといちいち比べられることは1番柔らかくて防御力が低い部分をほじくられているようで苦しかった。

 

一緒に行動すると絶対に比べられる。ので、それを無視するのに必死だった。

すごく尊敬していたし、信頼していた。その反面、あまりにも私と正反対なので心のなかで戦っていた。

 

当時は自分のことを考えるのに必死で(私だけが2人の関係に思い悩んでいる…)と思っていたけど、Aちゃんも似たような感情を抱いて思い悩んでいたかもしれないな~と今ならなんとなくわかる。

あとから聞いた話しなんだけど、Aちゃんは昔から優等生扱いを受け続けてきたことにコンプレックスを感じていたらしい。

「いいよね、恵まれてる子は…」とか「Aちゃんは優等生だもんね~」というようなジャンルの嫉妬を死ぬほど受けてきてるらしかった。

彼女は努力家なのに、「生まれ持ったものが良かったからでしょ」「Aちゃんならどうせ出来るんでしょ」というような目で見られて、努力しても認めてもらえなくて苦しい思いをしてきたらしい。

 

第一回好きだった男が仲のいい女と付き合うグランプリは大学時代に2年間くらい片思いした先輩がAちゃんと結ばれたときだった。

そして今回、幸せにならなくては…!と感情の強行突破に至ったのも、私が過去に1年間片思いした後にフラれた男性とAちゃんがお付き合いを初めたことがきっかけだ。

 

伝統芸能

ショックだった。好きだった男のことは既にどうでも良くなっていたんだけど、"あらゆる他人はAちゃんと私が並んでいる時、間違いなくAちゃんの方を選ぶ"という事実を突きつけられた気がした。

Aちゃんに同情されないように、Aちゃんと私が今まで守ってきた友情のバランスが崩れないように、とか勝手にグルグル考えた結果、顔のかっこいいお兄さんと付き合ってしまえば良いのでは?となって、知らないお兄さんをナンパした。

 

そういう問題じゃないよね

私だって男だったら私のことを選ばないだろうし、そもそもその様なネガティブなことを考えるタイプの自分に自信の無い人にマトモな恋愛は出来ない。

この結論については前から何度か自分の中で腑に落ちていることでもあった。

極端に自分に自信の無い人は、他人と健康的な人間関係を築くのは難しい。

わかってはいるけど、これといった努力もしないまま、ここまで来てしまった。

 

くよくよしたり、納得のいかないことに駄々をこねたり、気持ちの整理がつかない時に突飛な行動に出てみたりするのも、24歳が限界だろうと思ってる。大人にならないと…

(と、このブログ書いた当時は思ってたらしいんですけど、「このままでも意外と楽しいことばっかりだな〜いえーい✌️」 って感じなのでもうどうでもいいや。)

 

 

ところで、

今回のバレンタインデートで一度だけすごくドキドキした出来事がある。

チョコケーキを渡した時だ。

 

私「あ、これ。あげます。バレンタインなので。」

 

お兄さん「え!!いいの!?ありがとう!!じゃあ…オレからも…////(カバンゴソゴソ)」

 

私「え!?バレンタインなのに!?えっ!?私に...!?////」

 

ギャグがスベりまくるお兄さん「これ…よかったら…」

 

 

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        _人人人人_

     >本格的な肝臓の薬 <

        ̄Y^Y^Y^Y ̄

 

私「わあ~~~!!本格的な肝臓の薬だ~~!!ありがとうございます~~~~~!!」

 

 

その日は"ハイボール濃い目"を飲み過ぎて、帰りの電車に乗って目が覚めたら越谷にいた。

隣の県。家まで24駅。

 

次の日普通に仕事だったので、すぐに本格的な肝臓の薬飲みました。お兄さんありがとう。

 

おわり。

 

聞いてくれてありがとう。

 

アルバイトのはなし 2

 

おす。どうも。

さめです。

 

今回はラーメン屋でアルバイトしてたときの話をします。

 

ラーメン屋でアルバイトしていたのは大学5年生のとき。期間で言うと大体半年くらい。週5~6でラーメン運んでました。

 

メンマ

業務は基本的にメンマ。大体メンマ。

一日6時間メンマと向き合ってました。10時~16時でメンマ。

時間の内訳で言うと、ラーメン運ぶ、会計する、テーブル拭くのが1割。あとはメンマを洗ったり割いたりしてました。

 

メンマ、洗ったことあります?

 

まず、板状のやわらか~いメンマがラーメン屋に届くんですよね。

こういうの。

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こんなんを2時間ほど洗います。

 

メンマって竹なんですけど、謎の液体に浸けて、発酵させて柔らかくしたのがメンマなんですね。

その謎の液体を洗い流さないとならないので、でかいバケツに入ってるメンマに①熱湯を入れる→②熱湯を流す→③水入れる→④揉む→①に戻る 

コレを2時間やります。間にラーメン運んだり、テーブル拭いたり。

 

あとの4時間はメンマを割いています。

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こんなん。

ずーっと同じ文字を書いたりすると(この文字って、こんなんだっけ???)ってなる現象あるじゃないですか。ゲシュタルト崩壊

あれが起こるんですよね。

発酵ってすごいよな~不思議だよな~目に見えない奴らがあんなに硬い竹を食べれるようにしちゃうんだもんな~~から始まって、

そういえば、竹ってどうやって増えるのかな?それよかラーメンに竹が乗ってるって面白くない?…あれ、竹ってなんなんだ?

あれ???メンマとは…?私とは…??

みたいになる。

手元にある茶色い板(メンマ)が何なのかわからなくなっちゃうんですよね。

だんだん自分とメンマの違いについて考え始めて、((((私とは…人間とは…))))みたいなゾーンに入ったところで大体ラーメン屋のアルバイトの時間が終わります。

 

ラーメンが嫌い

嫌いなんですよね。ラーメン。

美味しくない上に食べたら80%位の確率で具合悪くなる。

ので、ラーメン屋の臭いも嫌で、蒸し暑い店内で嫌いな臭いに包まれ、嫌いな食べ物を喜んで作ったり食べたりしている人に囲まれながら6時間メンマに向き合うと意識がうすーーーくなってくるんですよね。

あと追加で1時間位メンマ割いてたら絶対悟り開いてた。(それか貧血で倒れてた。)

 

 さめが働いていたラーメン屋は、当時食べログ4.2の(今みたら3.9になってた)ちょっとした有名店だったので、やべえ日は2時間くらい外に人が並ぶんですよね。

掘っ立て小屋みたいな、カウンター入れて20席しかないお店だったんですけど、外に警備員さんが居るんですよね。車と行列を整理するおじさん。

「人や車の行列が邪魔」と理由で近隣住民のみなさまから苦情が来るので。

そんなことある?おじさん雇うなら店を大きくしろよ。

 

1時間以上並んでラーメン食べるやつは全員バカ。

大将の「まかない食うか?^^」に対して「うす!自分は大丈夫っす!!」と、ラーメン嫌いがバレないように明るく軽快に毎日毎日断り続けている食べ物をさ、長時間並んで食べるなんて…と思いながらラーメン出してました。

心が濃厚な味噌ラーメンのスープよりも濁ってた。

 

だって、どこにいても髪からずーーーっとラーメンの臭いがすんの!!身体も店内の空気中に充満してる脂でベタベタ!!!手からは洗っても洗ってもメンマの臭い!!

 

当時、同時に居酒屋とスナックでもお仕事してたのですが、居酒屋にいても、スナックで偉いおじさんにお酒作ってても、大学にいてもずーーーーーっとクサイんですよね。

お風呂上がりのベッドの中でもクサイの。会う人会う人に「臭くてごめんね!!」って謝ってました。

 

ラーメン嫌いならラーメン屋で働くなよって話ですが、コレね、ただ、時給が良かったんですよね~~~~

 880円ですよ。(当時北海道の最低賃金は710円くらいだったし、昼間のバイトはよくて750円)

最低賃金との時給の差、170円!一日6時間なので1020円の差!!コレはでかいですよ。1020円あったらしまむらで服買えますよ。

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ほら。すごいですね。トレンドスタイルのお洋服が税込980円。税込でその値段なのかよ。

40円もお釣り来ちゃう。しまむらの企業努力。

 

仲良しのギャル

ラーメン屋で働いてた時、めちゃくちゃ印象に残っている事件があったので、その話します。

ラーメン屋には同い年のギャルが働いてて、さめはその子と1番仲が良かったんですけど、クラブで会った子持ちのイケメンおじさんと不倫してたんですよね。ギャルが。

わかりやす~い不倫。「妻とは今年中に別れるから!そしたら堂々と付き合おうね!」「妻と気が合わなくてさ~~家に居るのが苦痛なんだよ。◯◯ちゃん(ギャル)だけが俺の癒やし♡」って感じのことをよく言われてたらしいです。

しばらくして、イケメン不倫おじさんがギャルと不倫しているのが嫁にバレて離婚することになったらしくて、嫁がハチャメチャに怒ってギャルを激詰め。

訴えない代わりにギャルがイケメン不倫おじさんの嫁に慰謝料を払う運びになったんですよ。100万。

100万って…当時ギャルは22歳だったんですけど、22歳にとっては額が大きすぎる。

 

絶対払えないだろうな、と思ってたんですけど、ギャルのね、趣味が貯金だったんですよね。

んで、「私が全部悪い。家庭を一つ壊してしまった。小さい子供もいるのに…100万円払う。」って言ってた。

 

結局イケメン不倫おじさん、嫁、ギャル、ギャルの付添人のお兄さん の4人でカラオケで100万円渡す会が開催されたんです。

 

そのころギャルが病んでどんどん痩せていってたので、心配してたんですけど、100万円渡す会の翌日、ギャルと飲みに行ったら「昨日わかったんだけど、最初からぜーーーーんぶ詐欺だった!」って笑いながら泣いてました。

そういう詐欺だったらしいです。

不倫も、不倫がバレて離婚することになったのも、嫁がキレて100万円請求されたのも。

 

ギャルが連れて行った付添人のお兄さんがね、借金取りの仕事してる人だったみたいで、イケメン不倫おじさん夫婦が怪しいからってカラオケで詰めたら薄情したらしい。

なんだそれ。

 

借金取りのお兄さんに「あいつら訴えたら金取れるぞ」って言われたみたいなんですけど、「そんな元気ないからもう関わりたくない」って言って縁切ったみたいです。

 

そのあと借金取りのお兄さんとギャルが付き合いだしてめでたしめでたし。

なんだそれ。

 

そんなこんなで(?)ギャルと一緒に半年間メンマと向き合ってたわけですが、毎日臭いの以外にもう一つ嫌なことがあって、

さめはギャルとよく飲みに行ってたので、そこで発覚したんですけど、

ギャルの元彼、私の元彼でした。

そんなことある?

 

ラーメン屋で唯一の友達と元彼が一緒。

そんなことある?

学校とか全然違うのに…

 

最終的に3人で遊んだんですよね。

 

意味わかんない。

楽しかったけど。

 

おわり。

 

 

 

2017.04.09のはなし

おす。

どうも。さめです。

 

今回はこの前知らないお兄さんとしたデートのはなしをします。

 

 

おれはギャングなので、3ヶ月に1回くらいの周期で携帯の画面を粉々にしてしまうという特徴がある。

 

この日も朝から携帯の画面がダメになってしまったので、デートの待ち合わせよりも1時間くらい早く新宿に行って携帯修理屋さんへ向かいました。

ちょっと迷いながらたどり着いたマンションで修理屋さんに向かうエレベーターに急いで乗ったのはいいのですが、ギャルがいたんですよね。同じエレベーターに。4人も。

 

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こういうギャル。苦手な方のギャル。

向かっている修理屋さんはこのマンションの8階。エレベーターの中には3人一組のギャルと単体のギャル、計4ギャルとオレ。

この時点でかなりエレベーター降りたいと思っていたのですが、5階で単体のギャルが降りて行ったんですよ。そのことによりギャルの濃度は薄まったものの、まだ富士山の山頂くらい空気が薄い。呼吸がしにくい。

今光ってるエレベーターのボタンは8階だけ。真後ろにいるギャル3人と私は全員同じ携帯修理屋に向かっている可能性が非常に高い。

「(あ、この女も携帯修理しに来たんだ~~へえ~~)」みたいな視線を一心に受けて心拍数が上がっていくのを感じながら脳内だけで深呼吸しつつ「(ギャルとの密室早く終われ…!)」と思って「閉」のボタンを押しました。

 

その日ね、雨だったから傘を持ってたんですよ。折り畳み傘ね。それを畳もうとしたらエレベーターのセンサーが私の傘に反応してもう一回ドアが開いたんですよ。ギャルから距離を取りたくてかなりドアの近くにいたのが悪かったんでしょうね。

その時ちゃんと呼吸していなかったので、ただでさえ働きの悪い脳が状況を理解できてなくて、もう一回「閉」を押して、もう一回傘を畳もうとしたんですね。そしたらもう一回ドアが開くわけですよ。

 

「あんたの傘だよ!!」

 

 

ギャルです。後ろにいたギャルが教えてくれました。

他の2人のギャル「クスクス…」

 

その後はもうあんまり覚えてないんですけど、もう心がめちゃくちゃになっていたので8階でエレベーター降りてそのままもう一回エレベーター乗ってそのマンションを出ました。

携帯を修理しに来ただけなのに…狭い箱の中でギャルに怒られるという地獄を味わってしまった。

結構雨降ってたんですけど、私の心の中のほうが土砂降りでした。

 

そんなこんなで壊れた状態の心と携帯をどうすることも出来ないまま待ち合わせ場所に向かいました。

この日デートしたのはまつい(仮名)さん。以下スペック。

・27歳

・有名大学の大学院で博士課程の研究生やってる

・研究内容は動物の心理学

・長身細身

・顔は長谷川博己さんとメンタリストお兄さんを足して2で割った感じ

 

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まついさんとは会うの2回目。一回目のデートがものすごく楽しかった(酔っ払っててほとんど覚えてないのですが)ので、もう一度遊んでもらうことに。

この日は お茶→大喜利→映画→ゴールデン街 の予定。

「ギャルに怒られて心の湖が干からび、草木は枯れ、森からは小鳥たちがいなくなりました。携帯も修理できなかった。」 って話をコーヒー飲みながら聞いてもらったんだけど、めちゃくちゃ笑ってくれたのでかなり救われました。

「強いギャルはこわいよね。僕も勝てる気がしない。」って言ってました。やっぱり人間界のヒエラルキーの頂点はギャルなんですね。アメリカの大統領とかにも平気で「ウケる!wwおっさんじゃん!wwwww」とか言いそうだもんな。ギャルは。

一通りギャルの話をした後、今日の大喜利ライブに出る芸人さんの話とかしながらコーヒー飲んで、時間になったので大喜利を観に行きました。

 

大喜利

その日行ったのが「転脳児杯」って大会の決勝戦だったんですけど、全部で10人位の芸人さんたちが優勝をかけて大喜利するという趣旨のイベントでした。

大喜利β(@ogiribeta )」という人工知能も参加していて、これがめちゃくちゃ強敵なんですよ。

 

人工知能も参加していたんですけど」ってサラッと言いましたが、人間じゃない参加者がいる大喜利って珍しいと思うので、そこから説明させてほしい。

 

囲碁とか将棋とかでよく見るアレです。ひと対コンピュータのやつ。あんな感じです。説明おわりです。

 

その日はポイズンガールバンドの吉田さんが優勝してたのですが、一番笑い声が上がってたのは大喜利βが回答したときだったと思います。

作業着のおじさんがね、2人いるんですよ。1人は本体にお題を打ち込んで、1人はiPadで回答を出す。

回答するのは無表情の真面目そうなおじさん。こんなん。ずるいじゃないですか。

この時点で絵面的にかなりシュールなので、"何を言っても面白くなる雰囲気"は出来てるんですよね。

 

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しかも面白いんですよ。これがまた。

お題「未来から帰ってきたドラえもんが身につけてきたいらない新機能とは?」

βの回答1「避妊率を高める」(出題から約2秒)

βの回答2「ジャイ子の生理周期の正確なデータ」(回答1から約3秒)

 

ものすごいスピードでえげつないパンチ繰り出してくる。戦闘力高すぎてスカウターバリンバリンですよ。

(関係ないんですけど、人ってよく「スカウター」の話をするじゃないですか。さめはニワトリよりも記憶力がなので、いっつも「スカウター」を思い出せなくて「なんだっけ、あの、ドラゴンボールの…相手の戦闘力計るやつ…カ、カウパー…?」ってなって恥ずかしい思いを何度かしてきてます。)

 

そんなこんなで大喜利ライブかなり楽しかったです。また行く。

「こういうの(お笑いライブ)初めてなんです。」って言ってたまついさんも結構笑ってくれていたので安心した。

そういえばこの大会で優勝したポイズンの吉田さん、二連覇だったようで、MCの人に「すごいですね!この大会始まって依頼、初の二連覇じゃないですか!?」ってお祝いされていたんですけど「いや…初めての二連覇はキングオブコントの高橋さんです…」って答えてて、最後の最後に会場が絶妙な空気になりました。

 

 

映画

『モアナと伝説の海』観ました。ストーリが海を中心に展開していくので、目に入ってくるスクリーンに映し出された景色が端から端までずーっとキレイでした。

ディズニーの映画って、たまについていけない展開になることがある印象だったのですが、モアナは話の展開に違和感がなくて観やすかったし、登場人物一人一人の性格が丁寧に表現されていて、しっかり目に感動しました。自我がないのに。

もう一回映画館で観たいな。

 

映画館を出た時にはもう集中力が切れてたので、すでに脳がデートモードじゃなくなっていて、気づいたらまついさんに「おい…めちゃくちゃいい映画だったじゃねーか…」って心のアニキが話しかけてた。

(あっ…コレは完全に間違えたな、)と思ったけど、「ほんとにいい映画でしたね!」ってニッコリしてくれたのでセーフ。どこまでも優しい。

そういえば、まついさんは初めて会った時から終始ニコニコしてるんですよね。お育ちの良さが全面に出ている。

反対に、さめは中学生の時公園で寝たりしていた元風俗嬢だし、偏差値60以下の大学みたいな広場に4年半通った女なので、(何食わぬ顔して某有名大学博士課程の爽やかな研究生さんの横を歩いてしまってすみません。)とコンプレクスのトラップカードが定期的に発動しますね。うるさいので無視しますが。

 

 

ゴールデン街

映画好きの集まるお店に行きました。「キネマ倶楽部」。

ゴールデン街だと、大体お店の店員さんを中心にお客さん全員で飲む感じになるじゃないですか。そこで隣りにいたお兄さんに「お二人はどういう関係ですか~?」って聞かれたんですね。

事実をそのまま、「マッチングアプリで知り合ったお兄さんで、会うのは2回目なんですけど、1回目に会ったときに私が泥酔していて全然覚えていないため、"実質初対面のマッチングアプリで知り合った人男女"という関係になるかと思います。」って言いました。

まついさんがすかさず「僕、今日何回も前回と全く同じ話を聞かされてます(笑)」って言ってた。私が悪い。私が悪いけど、その場で言ってくれよ。

そこからはもうマッチングアプリの業者。そこにいた人がどんどんアプリをダウンロードするので、「俺も登録するからやり方教えて!」「プロフィール何を書けばいい?」と次々に聞かれることに対応。

たくさんお友達できた。その中の一人が「これから、つまんないイケメンが店長やってるお店に行くけど、一緒に行く?」と誘ってくれたので付いて行かせてもらった。

ほんとにイケメンだったし、ほんとにつまんなかった。

 

 

告白

帰り道でお付き合いを申し込まれました。

ほぼ初めてのデートだったのに、だいぶ自由に過ごしたな~と思っていたので、(大丈夫ですか!?こんな感じでいいんですか!?)と内心かなり慌てたんですけど、そのままのリアクションするとカッコ悪い気がしたので、心のお姉さんOLを呼び出して「ちょっと時間をもらってもいいでしょうか」って言って保留にしてもらいました。

ハチャメチャに照れてサッと帰ってしまったんだけど、家についてから電話が来て「さっき伝えそびれたんですけど、さめさんに惹かれたところは底が知れないところです。」ですって。

そんな理由ある?わざわざ電話してまで底が知れないと思ってることを伝えてもらいました。

 

爽やかで高学歴、優しくてちょっとおっちょこちょい、しゃべったら楽しいし顔もかっこいいのに

全然心がうごかない…

付き合ってみたら変わるもんなのな、何もわからない。

「すみません。今後もたくさんの知らない人と遊ぶ約束をしてしまっているのですが…」って言ったら「色々落ち着くまで待ちます^^」って言ってた。

なんでだよ。結婚詐欺でした~~!とかだったら納得いきます。

 

もしお付き合いするなら、風俗嬢だったこととか先に言うべきなのだろうか…

 

おわり。

 

 

関ジャニ∞のみなさんが楽器を演奏しているところをみると、なんか笑顔になってしまいませんか?

 

おす。

どうも。さめです。

4月7日のはなしします。

 

この日は仕事終わってから美容室に行く予定だったんですけど、仕事がギッリギリに終わったので「10分くらい遅れるかも!」と美容室に電話しながら会社を出て、駅まで走って電車乗ったんですけど、気づいたら行きたかったのと反対方向に6駅くらい進んでました。

美容室の最寄り駅についてないといけない時間に13駅離れたところにいました。

 

「(あああああああああ!!!!もうやだ~~~~~!!!!)」と思いながらすました顔で(大人なので)電車降りて、急いで反対側の電車に乗り込んだのはいいものの、このままだと確実に30分以上遅刻してしまうので、美容室にその旨を電話しないとダメだねと、思いまして。

 

①電車で美容室に電話→強いおじいさんに怒られたら心のサロマ湖が枯れてしまうかもしれないので却下

②一度電車を降りて、電話してもう一回電車乗り直し→もっと遅れるので却下

③電話しない→最終受付ギリギリの時間に予約しておいて「10分遅れます」と申請した末に無断で30分遅れたら坊主にされてしまうかもしれないので却下

 

と、脳内の頭良さそうな細胞を総動員して会議を開いたのですが、いい案が出てこなくて「金に物言わせようぜ」となったので、途中で降りて結局タクシー乗りました。速いし。タクシー。

 

タクシーの中で「逆の電車乗っちゃって…!今タクシーなんですけど…!結局30分遅れます…!ほんとすみません!」って美容室に電話したんだけど、電話受けてくれた人もクスクス笑ってるしタクシーの運転手さんもクスクス笑ってました。

 

電話切ったあと落ち込んだ顔してたら運転手さんに「ハハッ!お客さんばかだなあ~(笑)」って言われた。「(落ち込んでる人間に向かってバカとは何だよ。切腹するぞ。)」と思ったけど、正直、笑ってもらえて救われました。

 

一方通行とかの関係で美容室からちょっとだけ離れたところでタクシー降ろしてもらったんですけど、「一個目の角を右に曲がって次の角を左だよ!!」って何回も念押しされました。赤ちゃん扱いしてくる。どう見てもお姉さんなのに。世のお姉さんたちが春によく着てるベージュのヒラッとしたコート着てるのに。

 

「ここから美容室まで走ったら1分くらいだし、地図も見てるし大丈夫ですよ。ご親切に、ありがとうおじさん。」って言いながらお釣り受け取って、地図見ながら走ってたら案の定、道を間違いました。当たり前みたいに間違えた。出川が怒り出す。竜兵が怒り出す。揉めてる内にキスする。くらい当たり前の流れで間違えた。

 

到着して平謝りしたら、「今日はカットだけするから明日またカラーしに来てね。タクシーなんて乗らなくてよかったのに~~ハハハ」って笑ってくれたのでとりあえず坊主にされることはなさそうで良かったです。

「タクシーなんて乗らなくてよかったのに」とかは言わなくていいのに。「母さん、弁当の卵焼きに海苔入れなくていいから」の一言で離婚する家庭だってあるんだぞ。良かれと思ってやってんだよ。美味いだろ。海苔は。速いんだよ。タクシーは。

 

美容室に着いてからもしばらくは汗でベシャベシャだったので、髪を洗ってくれたアシスタントさんが「お湯をぬるくしますね」「あとで水を持っていきますね」って言ってくれて優しかったです。

ってことを担当の美容師さんに話したんだけど、結局その後アシスタントさんがお水を持ってくることはなくて、「〇〇(アシスタント)さん、お水持ってくるんじゃないの?」って美容師さんに怒られてました。

 

完全に"めちゃくちゃ遅刻したくせに アシスタントさんの告げ口までしてお水を催促した人"になってしまった。

そんなつもりじゃなかったのに…ごめんなさい。と心の中で謝りながらお水を飲まずに眺めました。

「(ここでゴクゴク飲んだらほんとにめちゃくちゃのどが渇いている人だと思われてしまうな~それはいやだな~)」と思ったので。

もうすでに"本日の人権ポイント"の残量がギリギリだったので、ここで「ほんとに喉乾いてたんですね(笑)」なんて言われて恥ずかしい気持ちになったりしたら、心の柴犬がストレスで急激に老衰してしまう恐れがあったので。カラッカラの喉を無視してお水を眺めました。心の柴犬を守るために。英断です。

 

その後、さっきのアシスタントさんに髪を乾かしてもらいながら「全然髪が乾かないんですよね。髪が長かった頃は"髪が乾かない"という理由でよく遅刻してました。」って話をしたら「髪が乾かないのって髪の毛が乾燥しちゃってるからなんですよ~保湿系のケアをしたほうがいいですね。」ってアドバイスもらった。

ってことを髪をセットしてもらってる間に美容師さんに話したら「えー?髪が乾かないのは乾燥してるからじゃないよ!乾燥してたらすぐ乾くから!」ってアシスタントさんがまた怒られてた。

 

ほんとにごめんなさい。

 

もうしゃべらない。

 

先日、元美容師だったネイルサロンのお姉さんに「美容師業界は教育が体育会系だから、厳しくてみんなすぐ辞める」って話を聞いたばっかりだったので、かなりヒヤヒヤしてしまった。

 

心が小学二年生なので、誰にも怒られたくないし誰かが怒られてるのも見たくないです。出来る限り。

 

次の日の朝、カラーしてもらいにもう一度同じ美容室に行ったのですが、電車も道も間違えてないけど普通に遅刻しました。だめじゃん。

 

 

おわり。